従業員にイライラするのは性格ではなく選択です!
あなたのご訪問に感謝です!
人事・労務を通して地域産業の振興に貢献する
群馬県の社会保険労務士 大河内です!
さあ、本日もアウトスタンディングで参りましょう!!
従業員を雇用するようになると、互いの価値観の違いから「あれっ」とか「イラっ」と来ることがあるかと存じます。
本日はそのような状況について考えてみたいと存じます。
思い通りにいかないのが当然
ご承知の通り、まったく自分と同じ人なんているわけないので、小さな違いが生じるのは当然です。
そんなことは100も承知ですが、いざその場になるとすっかり忘れてしまいます。
でも、よく考えてみると、自分でさえ自分を思い通り動かせないのに、ましてや他人。
当然、自分の思い通りに行くことなんてあるわけありません。
これは夫婦間や家族間でも同じです。
「なんでも言え!」と言っていえるものでもない
思い通りにいかないと、人間はもともと動物ですので衝動的に「イラっ」ときます。
そして、そのような自分の状態に気づかないと、余計な一言を言ったり、態度に表わしたりしてしまいます。
例えば、「なぜこうなったのですか!」
そういう言動をすると、知らず知らずに怒りが怒りを呼んできます。
そして、「こうこうこういう理由です」
と従業員が話すと、「言い訳は聞きたくない!」
こうして、怒りが怒りを生み出し、ますますあなたは相手の話を聞き入れられなくなります。
そんなことが何度もあると従業員は無意識にあなたへの相談や報告を避けるようになります。
特に、悪い情報に関して。
悪い情報ほど、素早い対応が必要にも関わらず・・・・・・。
だからこそ、まずは
「相手と自分は違うんだ」
「もしかしたら自分の知らないことを相手は知っているかもしれない」
「私が知らない情報によってそのような選択をしたのかもしれない」
という視点をあらかじめ持っているいることが必要です。
そうすることで冷静にいられますし、頭から「私が正解、あなたは間違っている」という立ち位置ではない視点から話し合いを始めることができます。
これが対話の準備です。
いわゆる、物が言いやすい雰囲気です。
「なんでも言え!」言って言えるものではありません。
言いやすい雰囲気作りが不可欠です。
しかし、無意識にあなたの態度が「拒絶」を相手に伝えているのかもしれません。
まずは発言しやすい環境づくりが必要です。
まとめ
神様ではなく生身の人間ですから、自分の思い通りに行かなくてイライラすることもあるでしょう。
しかし、それをリカバーできる人とそうでない人とどちらと一緒に働きたいと思うでしょうか?
どちらが良い悪いではございません。
しかし、仕事をしている以上、私たちは成果が必要です。
その成果は誰が生み出すのか?
それは従業員です。
イライラするのは従業員のせいだ、とか自分の性格だ!と言って何か解決するでしょうか?
現状に変化を起こせるでしょうか?
いいえ、今までと同じで今までの延長線上にしか会社は進みません。
つまり、同じことが繰り返されるだけで、変化が訪れることはないでしょう。
変化しなければ世の中の流れがあなたの会社を追い越していきます。
従業員が変化していけばあなたの会社を追い越していきます。
従業員が追い越すとは「退職」です。
イライラは性格でも従業員のせいでもなくあなたの「選択」の結果です。
イライラすることを選択した結果、あなたはどんどんイライラします。
その時に、イライラしない選択もできたはずです。
でも、イライラを選択したのです。
自動でイライラしているようですが、そこに至る過程を深く見るとイライラを選択していることに気づきます。
例えば、高圧的になることで相手を屈服させようとか。
人は瞬時に状況判断してその時に最適な態度を決めています。
それに、従業員がイライラするようなことをするのはあなたがその予防を怠ったからです。
あなたが、コミュニケーションを起こったからかもしれませんし、確認を怠ったからかもしれません。
もし、目的達成のためにその仕事を完璧にしてほしかったなら、お願いした仕事を任せっぱなしにしていはだめです。
言わなくてもやっておいてくれるだろうではダメなんです。
何せ、自分が認識していることや理解していることを従業員が理解しているとは限りませんから。
早め早めに対処しておけばイライラすることもありません。
突発的な仕事も確かにあるでしょうけど、多くは放置しているから突発的な仕事になっていることが多いと感じております。
早めに対処しておけばイライラが積もる前に軌道修正ができます。
すべては選択の結果です。
イライラを前面に出して従業員を屈服させるのか?
しかめっ面で、相手を不快な思いにさせるのか?
それとも、まずはどんな状況でも「あ~良かった」と言って、笑顔で空気を変えようとするのか?
どんな結果になるのか、すべてはあなたの選択次第です。
自戒を込めて・・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございます!
あなたの一日が素晴らしい日となりますように!
本日も一日感謝です!

大河内延明

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