急な年休の対応、大丈夫ですか?

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群馬県の社会保険労務士 大河内です!
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さあ、本日もアウトスタンディングで参りましょう!!

新入社員もそろそろ会社に慣れてきて、よく周りが見えるようになってくる頃ですね。

最初は、新しい環境に胸躍らせてきたのですが、しばらくすると現実とギャップに少し戸惑い始めます。

すると、突然、「体調不良で休みます」と。

この時期は、新入社員に限らず、異動等で職場が変わった人などから急に休みを言われて会社としてどんな取り扱いをすればよいのかわかりませんという相談を受けることがござます。

例えば

  • 午前中病院に行き、午後から出勤し、残業した場合はどのように取り扱うの?
  • 緊急事態で、休んでいる社員に出勤してもらわないといけないけど呼び出してもいいの?

などです。

急な年休申請は?

体調不良やケガなどで、急に休まなければならいこともございます。

そんな場合は、前もって年休申請なんてできません。

この場合、会社は必ず付与しなければならないのでしょうか?

会社としては申出が当日だからという理由だけで年休の使用を拒めるわけではありません。

しかしながら会社としては拒否するだけの正当な理由がなければ認めざるを得ません。

また、社員としても、当然の権利として認められているわけでもありません。

急な休みになるとシフトや仕事の配分で仲間に迷惑をかけることにもなります。

権利ばかり主張する仲間とよいチームワークを形成することは困難です。

そこで、お互い様意識の醸成が大事になります。

そのため、年休取得のルールを就業規則に記載したうえで、お互い様の意識が養われるような組織風土の醸成を作ることをお勧めいたします。

残業の取り扱いは?

午前中、休んだものの業務多忙だから午後から出勤して、残業した場合の残業はどの様に考えればよいのでしょう?

この場合、半休や時間休があれば

  • 午前中半休で午後から出勤
  • その日の定時後残業

ということになります。

この場合の問題は残業の取扱いです。

結論を申し上げますと、実際の労働が8時間を超えない限り残業の支払義務は生じません。

残業代は1日8時間、週40時間の法定労働を超えた場合に支払いが義務付けられているからです。

当然、定時以降はすべて残業で対応してもらってもかまいませんが、そうなると半休して働いた方が社員にとってはお得、会社にとって出費となります。

注意すべきは法定労働時間を超えるか?です。

しかし、よく考えてみると、体調不良で午前中休んだのですから、会社としてはいくら忙しいからといっても、ご本人の体調を考量して残業させないような配慮が必要ですね。

緊急事態での年休の取消

悩ましい問題ですね。

緊急事態が生じたとき、会社はその社員を呼び出すことが果たしてできるのでしょうか?

この場合は、事前にわかっている場合と、当日わかった場合のパターンに分かれます。

事前にわかっている場合は、業務の緊急性によっては取消可能です。

問題は当日わかった場合ですね。

この場合、原則として、会社が一方的に年休を取り消して、出勤を命じることはできません。

なぜなら、当日の午前0時にはすでに、労働義務のない日として年休が開始しているからです。

しかし、本人の同意を得ることができれば、合意のもとで年休を取り消し、出勤してもらうことは可能です。

同意を得るためにはやはりお互い様という思いがあるかないかで大きく変わってきます。

それがなければ、「権利ですから」となり、ギスギスした職場になります。

まとめ

一番大事なことは、自分の権利と同様、相手にも権利があることを理解できているか?です。

休む権利だけでなく、残された側もいつもどおりの仕事をする権利もあるということです。

つまり休む本人の権利の主張と仲間の権利を守る義務はワンセットなのです。

なかには、どうしてもその日は早く帰りたい人もいるでしょう。

しかし、急な年休で休んだ方のフォローが必要になり、予定をキャンセルしなくてはならないかもしれません。

そこで、もし「お互い様だから仕方がないよね」と思うことができれば「そんなこともあるよね」と思えるのではないのでしょうか?

そのためには、まずはルールを明確にし、それを周知する。

ルールが明確になることでまずは、互いの価値観のぶつかり合いによるトラブルを防止できます。

そして、次にお互い様の気持ちが生まれるような組織風土作りです。

これは今話題の、働き方改革にも通じます。

人生環境は結婚や、出産、育児、介護などによって突然変わります。

人生突然どうなるかわかりません。

だからお互い様なのです。

また、そんな時、急な休みや長期の休みにも対応できるようその人しかわからないような仕事のやり方から、たとえ、突発的にいなくなっても対応できるような仕組みづくりが必要になるでしょう。

それはこれから労働人口が減る社会を生き残る為、会社に必要な準備です。

まさに働き方改革!

働きやすい職場、めざしましょう!

必ず、利益は後からついてきます。

感謝です!

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大河内延明
群馬県の社会保険労務士です。 お客様の思いを理解し価値あるサービスを提供致するため日々奔走中。企業と職場の明日を支えるため、人事、労務管理、給与計算、助成金、障害年金、立入検査、介護事業所の組織、処遇改善に秒速で対応しながら一度切りの人生を日々ズバ抜けた状態で過ごすためにブログを書いております。 詳しいプロフィールは こちら
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