有給休暇の適切な管理はできていますか?

あなたのご訪問に感謝です!
カッターシャツを購入した際に「これスリムタイプですけど?」と言われた
群馬県の社会保険労務士 大河内です!

そんなに肥えて見えるのでしょうか?ただの気遣いだけなら良いのですが・・・。

さあ、本日もアウトスタンディングで参りましょう!!

年次有給休暇について

詳しい説明は省略させていただきますが、ざっくりとお話しさせていただきますと、有給休暇につきましては労働基準法に決まりがございます。

(年次有給休暇)
第三十九条 使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。

週所定労働時間が30時間未満の方に対しても勤務日数に応じて有給休暇の付与日数が決められております。

これが働く側の権利。

それに対して企業側には2つの権利がございます。

1.時季変更権
労働者が年休の時季指定をした場合、その年休取得により事業の正常な運営が妨げられるときには、使用者は年休取得を拒否する権利(時季変更権)があります。(労働基準法第39条5項)

2.計画的付与
年次有給休暇のうち、5日を超える分については、労使協定を結べば、計画的に休暇取得日を割り振ることができます。(労働基準法第39条6項)

一斉に休まれると事業が回らくなるので「ちょっと変更してよ」ということが一定条件のもとに言えるのです。

また、会社としても、計画性を以て事業運営を進めていきたい、だからあらかじめ一定程度の有給を計画的に取得してもらうことが可能だということです。

http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kinrou/dl/101216_01e.pdf厚生労働省:年次有給休暇の計画的付与制度

最近の動向と対策

そこで、なぜこのお話しをさせていただくかと申しますと、最近の労働基準監督署の調査において

監督官
ところで、有給休暇の管理ってどうなさっています?

と聞かれたという事業所のお話を聞く機会が増えてきたからです。

管理ってとっても大変ですよね。

あと何日残っているのか?

いつ付与するのか?

そんなことを踏まえて福井労働局がこんなプレスリリースを出して下さいました。

https://jsite.mhlw.go.jp/fukui-roudoukyoku/content/contents/fukui-roudoukyoku-yuukyuu-kanridaichou.pdf福井独自の有給休暇の管理台帳を作成
~ 計画的付与、時間単位年休等による取得促進を図ります ~

いつもの清書用(表だけのもの)でしょと油断していると、きちんと計算式が入っているエクセルが提供されているじゃないですか!

なるほど、残日数等を自動計算で管理とあります。

これは便利です。

有給休暇は管理も大事ですが運用のルールも非常に大事です。

取得に偏りがないようにすることや、休みの間の引継ぎなど。

権利だけでなく、それに伴う義務についてもお伝えすることも必要です。

まとめ

労働基準監督署の動向や労働局のこのような発表から、やはり働き方改革による労働生産性の向上が日本経済の発展には必須であることが読み取れます。

しっかり休んでしっかり働く。

労働時間で勝負するのではなく、生産性で勝負するということです。

労働人口の構造変化により、育児や介護、2人に1人はがんと言われておりますが、病気と治療など何らかの時間的制約がある中で働く方の力や、知恵は豊富でも体力に不安のある高齢者の力を借りる必要が生じます。

であるならばそうなることに備えて事業運営を進めていくのがよろしいかと存じます。

そのためにもまずは有給休暇の取得率向上に取り組むことが第一歩です。

それが今後の制約がある中での働き方に対応することにつながるからです。

いま以上に取得率を向上させるためには既存の仕事のやり方をしていては取得できません。

仕事の内容や仕組みを検討し、変える必要が生じます。

有給休暇の取得率向上、これが働き方改革に通じる一歩でございます。

感謝です!

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大河内延明
群馬県の社会保険労務士です。 お客様の思いを理解し価値あるサービスを提供致するため日々奔走中。企業と職場の明日を支えるため、人事、労務管理、給与計算、助成金、障害年金、立入検査、介護事業所の組織、処遇改善に秒速で対応しながら一度切りの人生を日々ズバ抜けた状態で過ごすためにブログを書いております。 詳しいプロフィールは こちら
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